野澤 知子 (ノザワトモコ)
チェンバロ奏者・クラヴシニスト・ピアニスト
和歌山県生まれ。英国王立音楽院ピアノ科(ロンドン大学キングスカレッジ学士BMus)卒業。在学中エルス・クロス賞を受賞、LRAM取得、大垣音楽祭出演。F.ウィボー、M.ロスコー氏に師事。
東京藝術大学古楽科にてチェンバロを鈴木雅明氏に師事。アカンサス賞、安宅賞を受賞、帰国後に大学院修士修了。
パリ市高等音楽院、ストラスブール音楽院古楽科にてクラヴサン、通奏低音、古楽アンサンブル、伴奏法を研鑽、満場一致栄誉賞付き最優秀演奏国家ディプロムを得て修了。
C.ルセ、P.アンタイ、N.スピート、L.スチュワート、A.ジルベライシュ、B.ラヌー、M.ジェステール(オルガン)、G.モリーニ、J.チュベリ(17世紀イタリア音楽)、F.ミッシェル(フランス通奏低音)各氏に師事。
第17回山梨古楽コンクール第1位。きのくに芸術新人賞、大桑文化奨励賞を受賞。ブリュージュ国際コンクール・ディプロマ賞。フランスクラヴサン協会より、若手活躍する演奏家として2度選ばれる。文化庁芸術家在外研修員。
ヨーロッパ、アルゼンチン、日本にて、古楽オーケストラ、アンサンブルのメンバーとして、ル・パルルマン・ド・ムジーク (M.ジェステール), オペラ・フオーコ (D.スターン), フオーコ・エ・チェネーレ (J.ベルンヘルト), ラ・シャペル・レナン(B.アレー), アンサンブル・アルマツィス (I.パパス), アンサンンブル・サラマンドル (B.タンチュリエ、17c.イタリア音楽アンサンブル), プリンチピ・ヴェネツィアーニ(M.笠原、17c.イタリア音楽アンサンブル) , アンサンブル・クラロスクーロ(バロック・ジャズ), 2e2m(現代音楽), バッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとして活動する。
2006〜11年に、D.スターン指揮「オペラ・フオーコ」にてバロックからモーツァルトまでのオペラの通奏低音を担当。
母校パリ市高等音楽院のバロック声楽クラスをはじめ、ロワイヨーモン財団、アンブロネ財団、フランス各地での講習会、ペリゴワール・ノワール音楽祭等のアシスタントを努める。Chéf de Chant (コレペティ)、講師としても活動する。2014、5年「レ・タラン・リリック」(C.ルセ指揮)オペラ製作研修員。指揮、オペラ製作全般について学ぶ。帰国後もフランスでの演奏を続けている。
日本では、蔵の街音楽祭、軽井沢八月祭、「R」の音楽会(大阪)、北とぴあ国際音楽祭、山梨古楽フェスティバル等でソロリサイタル、またエミリアノ・ゴンザレス等、歌手とも多数共演、国内主要オーケストラ、国際コンクール伴奏員、通奏低音奏者として参加。
2020年、音楽界を完全引退。
2019~2022年 英国のInstituteにてHealing, Shamanism, カウンセリングスキルを学び、Diplomaを取得。
2023年、音楽を奏でる喜び、一人一人が自分の音を愛することをテーマに新しいスタイルで音楽&アートサロンをスタート。
2011年より東京にてStudio Trianon代表。湯島ねこまつり参加店。